毒親に気付いたきっかけ
毒親と精神的虐待の環境で育った私は、かなり大きくなるまで、自分の親が毒親であることも、毒親が自分に与えているダメージにも気づきませんでした。
社会人になり色々な話を聞いていく中で、自分の家庭環境がとても歪なことに気づき、人生の大半を占めていた毒親との関係を認識し始めたのです。
きっかけは些細なことです。
「なんでみんな親に色々相談できるんだろう?」「え?親がそんな些細なことをほめてくれるの?」「親に怒られたことないってどういうこと?」こんな感じで、頭の中で???が渦巻いていました。
常に親から批判されて育った過去
私は、私に大きな期待を持ち、私の選択に常に批判的な父のもとで育ちました。
私は常に自分の決断が間違っているように感じさせられ、私が努力しても、認めてもらえることも気づいてもらえることもありませんでした。
また、私の親は私に過度に期待するあまり、私の功績を軽視する癖があり、私が周りの人より劣っているように感じさせていました。
例えば、ピアノを週に一回習っていましたが、「ピアノを習う→音大→ピアニスト」のように勝手に期待し、それができない私は「能無しの努力不足」とののしられるのです。
積極的な励ましの言葉もなく、常に批判され続けたことがトラウマとなり、私は次第に不安と恐怖に駆られるようになりました。
自分の判断や決断を信じることができず、自分の人生を変えるのが怖いと感じ、新しいことを始めるのが怖くなりました。正確に言うと、新しいことを始めたいと父に言うのが怖いのです。
毒親解毒にむけた第一歩
毒親の影響に気づいたことが、毒親解毒の第一歩だったと思います。
私はまず、セルフケアの重要性を認識し、喜びを感じ、自分を表現できるような活動に取り組むようになりました。
このブログもその一環です。
毒親の兆候を認識し、感情的になることから抜け出すために自分自身を見つめる。
そうすることで、私は過去の毒から解毒でき、自分の精神的健康を損なう習慣や行動を自覚することができました。
今では自分の価値を理解し、自分にとって正しい決断をすることができるようになりました。
毒親のことと自分の事に向き合うことはとても勇気のいることで、最初は難しいです。
向き合っていくうちに涙が出てきたり怒りがわいてきたり絶望感がでたりします。
でも、そのような感情をしっかりと感じることも大事なことです。
いっぺんにやろうとせず、ゆっくり一歩一歩進み、時には後退しながらも歩みを続けてみてください。
必ず変化が訪れると思います。